霧の中 [本]
「ぼくの将来、理想とする所は、小説家、又は画家になりたい。それも、ただの何の意味もない小説や、絵ではなくて、人間ひとりひとりの心に、明るい光を投げかけ、人生の生き方というものを、教えるようなものを作りたい。小説なら、小説の文章一行一行が、生命のある文章であり、絵であれば、人物をかいたとすると、その人物の心のうちまでもさとしてしまうものである。それには、やはり、自分も、人格者でなければいけない。人生の生き方を、ほんとうに知った人でなければいけない。人生を実際に歩んで、その経験を味わった人でなければいけない。」
— 佐川一政(12歳、小学校卒業記念文集に記された「ぼくの将来」)
The life of every man is a diary in which he means to write one story, and writes another.
人生とは、書くつもりのと違うストーリーを書いてある日記なんだ。
— J.M.Barrie
小説としてはけっこう面白いな。実際にやってたと思ったら、やっぱ不気味なんだけど。
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